ドリップするときの珈琲豆の計り方 考察その2

前回の記事では珈琲豆を計るとき 同じ計量スプーン1杯でも

①・③から 豆・粉の両方ともに浅煎りのほうが深煎りよりも重いということと

②から 粉の状態にすると深煎りのほうが浅煎りよりも体積の増え方が大きい

③から 粉で計るほうが豆で計るよりも軽い

ということがわかりましたが

これは①②③ともに同じ内容で視点を変えてるだけです


では 実際に家で珈琲を淹れるとしたら 何がどう違ってくるの?

みなさまのお財布事情にも関係してきますのでぜひ最後まで読んでください


以下の数字は分かりやすい数値としています さっそく計算してみましょう

【条件】金額が同じ1,000円の浅煎りと深煎り ともに粉の状態で150gずつあるとします   

◇キッチンスケールで1杯あたり15g計るかたは 両方ともに10杯分淹れることができるので 1杯あたり100円です

軽量スプーンすりきり1杯で淹れるかたは 浅煎りの場合15g入るので 10杯分1杯あたり100円です

深煎りの場合10g入るので 15杯分1杯あたり66.66円 となりその差は1.5倍ですね

これは日ごろ 深煎りをスプーン1杯で淹れるかたのほうが 浅煎りをスプーン1杯で淹れるかたより

知らないうちにお得になっている計算になりますよね


あくまでも好みの焙煎度合い・味加減は無視している数字ではありますが

一般的に珈琲豆は市販品であってもシエスタのような専門店であっても グラム数で販売されています

スプーン派の方は 同じ価格なら深煎りのほうがたくさん飲める なんて計算も成り立ちますよね


余談になりますが 生の豆を焙煎すると水分が抜けて軽くなります

浅煎りよりも深煎りに向かっていくとさらにどんどん軽くなっていきます

これが考察その1で検証している数字の元となる理由で 以下のようになります

イルガチェフェ 150gを煎り上げるためにはおよそ170gの生豆が必要になります

シエスタブレンド 150gには185g ・ インパクトブレンド 150gには210g

これだけ軽くなっていきます


「ドリップするときの珈琲豆の計り方 考察1・2」いかがでしたか

焙煎度合で重さと体積に違いがあり スプーン1杯でも同じ重さではないですね

という視点からお話しましたが みなさんはどっちを重視して淹れていますか

正解・不正解はありません

珈琲は趣向品です ご自分の好みに合う銘柄や焙煎度合を 気軽にお愉しみ頂けたら幸いです