コロンビア クレオパトラ 品質の良さ
本日も朝からずっと焙煎していました
その中で思ったことを少し書いてみようかと思います
商品としての「珈琲豆」はお客様へ提供する前に大きく分けて2度チャックしています
一度目は「生豆を計量して焙煎機に入れる前」
この時は小石などの異物や 虫喰い豆・未成熟豆・カビた豆など味を損なう欠点豆を除外します
シエスタで取り扱っている生豆はどれもグレードの高いものばかりなので この時点で除外する豆はほぼ無いです
なぜかというと
生豆のグレードは主に ①産地の標高 ②粒の大きさ ③欠点豆・異物の種類と大きさと混入数を数値化(減点数/300g当たり)
などを各生産国によって決められているからです なので除外する数が少ない=グレードが高い となります
二度目は焙煎後の冷却が終わり「袋詰めする直前」の検品時
この時は焙煎前に見落として混入したまま焙煎してしまった異物や欠点豆を除外しますが
結論から言うと やはりほぼ無いです そう「ほぼ」なのでたまには混じっているんです
この検品作業は「除外する豆はほぼないと思うけど探す」気持ちでするのではなく
輸入した農産物が厳しい基準をクリアしていても人の目と手でチェックする以上
「必ず混入しているはず」という観点で 一粒一粒 全ての豆の表と裏を確認しています
また欠点豆以外にも除外しているのが 焙煎中や冷却中に割れてしまった細かな豆破片
豆破片は1mm~3mmほどの小さな粒状や平状のもので 一度の焙煎でおよそ10~30粒ほど出ます
深煎りになればなるほど水分が抜けて軽くなり豆自体が柔らかくなるので割れやすくなります
そこで本日書いてみようと思った本題ですが
「コロンビア クレオパトラ」の品質の良さには驚かされる ということです
これは焙煎時に毎回思うことですが今日は特にそう思ったので皆さんにお伝えしようと思います
まず焙煎前に除外する欠点豆・異物はゼロ これはまぁ普通です
焙煎後の除外もゼロ 普段は欠点豆がなくても数粒は割れて半分になったり細かくなって除外します
が本日はこの豆破片すらひつ粒もなかったから驚きました 1mmの粒も出なかったのは初めてでした
ところで 何粒あるの? と思い計算してみたところ
生豆800g 煎り上げ202℃ 661g
10g当たり67粒 × 66.1 = およそ 4,428粒 でした
この4,428粒(豆)がすべて綺麗に仕上がったことに感動すら覚えました
クレオパトラの生豆は大粒で焙煎によってさらにふっくらと良く膨らみます
マイルドで飲みやすく コロンビアらしい苦みと甘みのバランスが良い豆で
ブラックが苦手な方にも飲んでいただける万人向けのコロンビアコーヒーの最高峰です
農園 : Huila地区・Tolima地区農園
地域 : 中部から南部
標高 : 1,700m~1,850m
収穫時期 : 10月~11月・5月~7月
品種 : ティピカ・ブルボン
精製 : ウォッシュド
乾燥 : 天日
規格 : スプレモ スクリーンサイズ S17 (6.75mm)