流し台用シングルレバー混合栓の取替

午前中の電話で「混合栓のレバーハンドル部分がくらくらしている」との修理依頼です

固定ビスの緩みだけなら増し締め可能だが破損していれば部品交換になります　と伝えると

「10年以上使用しているし　シャワー引き出し式じゃないほうが良いので本体ごと取替えてほしい」との希望でした

ならば弊社に通常在庫しているので本日中に取替可能ですよとなり　お客様在宅の午後から訪問しました

ハンドル部分がくらくらしていたのは　内側が破損していたことによってビスが遊んでいる状態でした

ハンドルの交換も可能ですが　お客様のご希望通りに本体ごとの取替です

さぁ　既設の取り外しですが　一目見ての想定通り　やはり　かなり困難でした

取付時に本体を固定する際　シンクの裏側からではなく「上面施工タイプ」といって

シンクの上側から取付金具を固定　さらにこの金具に水栓本体を固定　その固定ビスを隠すために下部の部材を180度回転させてロック

このタイプは取付時は確かに多少は楽ですが　今回のように年数が経ってからの交換時には苦労します

なぜならば　上記の取付時の逆作業をしていくのですが

長年使用していると　水垢や洗剤のカスなどが水栓の周囲すきまに侵入し固着するので

最初の「ロックを解除＆部材を180度回転させる」　時点でほぼ動きません

動いたとしても固定ビスが腐食していたり　ビスを外せても　今度は取付金具と水栓本体が固着してなかなか外せない

さらに外せても　取付金具自体を固定しているボルトが腐食または固着して外せない　などなど

この「上面施工タイプ」は　交換時には設備屋さん泣かせなんですよね

今回もまずは外部側から外せるハンドル部や内部カートリッジ・シャワーホース・ヘッド・スパウト部などを外してから

内部の本体と取付金具をレシプロソーという工具で上部から切断しながらの撤去となりました

※作業に集中したので経過を撮影していませんでした

　写真があれば説明しやすかったのですが　反省