便室の床改修&便器取替

「かなり以前から 便器の足元だけ 床フローリング材が傷んでいるので見て欲しい」
ということで訪問調査
床材は濡れているわけではありませんが 確かに部分的に剥がれています
便器からの結露もみられません
この状態で想定できるのは
①胆振東部地震の際に排便管と便器にズレが生じて 便器との密着性がなくなったことによる漏れ(この便器で多数発生した)
②地震との関連性は別として 便器と排便管の密着部がシール剤の劣化等によって 隙間ができてそこからの漏れ(シール剤の経年劣化)
③流す際にシール剤の僅かな隙間からの水分と空気が触れることによる便器裏につく結露水がフローリングに浸水(シール剤の経年劣化)
いずれにしても一度便器を撤去しなければ実際の状況を確認出ません が
便器を固定しているボルトがサビによって外せそうにありません 外せても新たに部材を用意しないと元に戻せません
また いずれの原因であっても床の改修は避けられないので この機会に便器も取替えませんか という
床の改修と便器取替の見積書を提出(アパートなので大家さんへ)して 依頼を受けての工事となりました
便器を撤去してみると
床は濡れていません
撤去前に流した水は漏れていないという事になります
しかし床材はかなり傷んでいました フローリング材はボロボロです
排便管の周りも乾燥 断熱材に浸水はなし
なので 原因は上記の③だったと想定できます
実際にシール剤は劣化して硬化 フランジ部と便器裏部には僅かな隙間があったと思います
流した水が漏れた形跡はありませんでした
※詳細にわかる写真がありますが ここには載せません(見ない方が良い写真です)







